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医療保険に通院保障(通院特約)を付けたほうが良いのでしょうか?

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大きな病気になると、以前は長期間入院して完治させるというイメージでしたが、最近は通院で治療することが一般的になりました。

特にがん治療は、その傾向が強くなっています。

にもかかわらず、ほとんどの人が入っている医療保険は入院保障が中心だと思います。

果たして、このままの保障内容で良いのでしょうか?

ということで、今回は医療保険の通院保障についてズバリ解説します。

 

通院保障の内容はあまり充実していない

一般的な医療保険は入院保障が主契約となり、必要であれば、特約で通院保障をつけるというプランとなります。

ただし、通院保障といっても全ての通院をカバーしていません。

保険会社により保障内容は少し異なるのですが、一般的には病気やけがで入院し、退院後、治療のために通院をした場合に限り支払われます。

つまり、んなに重い病気でも、高額な医療費が必要な治療でも、通院だけであれば、お金はもらえません。

 

通院特約に入らないほうが良い理由とは

いまの治療は、入院しても短期間で、あとは通院で治療という流れが主流となっていますので、通院が長期間になれば経済的負担は増していきます。

厚生労働省の調査によると8割以上の方が、退院後にも通院しているというデータがあります。

こういったデータを見ると、通院特約に入ったほうが良いと思うかもしれませんが、当然、保険料は高くなりますので、保証内容が優れているか吟味しなければなりません。

ここで注目したいのが、保障期間の短さです。

実は保障期間は多くの保険で退院後180日(半年間)に限られていることから、長期間、安心して通院できるというわけではありません。

となったとき、例えば、通院日額5000円という保障であれば、月2〜3回の通院で、半年間通院しても6〜9万円しかもらえませんので、これであれば保険ではなく貯金で対応したい金額と言えます。

もちろん、通院日額を増やせば増やすほど安心かもしれませんが、保険料は高くなりますし、半年間しかもらえないことは変わりません。

結論として、最低限の医療保険という当サイトのコンセプトからは、通院特約には入る必要はないと考えます。

 

通院保障は不要・・・でもチョット待って!

通院保障は不要ですが、今のがん治療は通院治療が中心で、高額な抗がん剤の使用をすることが多くなっています。

通院といえども毎月の医療費が高額になるということです。

もちろん、ノーベル賞で話題となった「オプジーボ」をはじめ、多くの高額な抗がん剤が公的医療保険の対象となっていますので、3割負担と高額療養費制度で医療費の自己負担額はかなり抑えられます。

しかし、平均的な所得の方であれば、3割負担後の金額で、1ヶ月あたり8~10万円(4ヶ月後からは4~5万円)までは自己負担することになっていますので、まとまった貯金がなければ保険で対応を考えなければなりません。

私は、国民病といわれるほどになった「がん」のリスク、医療費負担の大きさを総合的に判断して、「子育て世代」で「がん家系」の方には、がん保険に入ることをおすすめしています。

そして、すでにがん保険に入っている方は、入院保障中心の古いタイプのがん特約(がん保険)ではないか確認をしてください。

通院治療の対応が不十分であれば、がん保険の意味はありません。

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