「夫婦の医療保険を見直したいけど難しそう」「何をどうすればいいかわからない」「夫に見直しをお願いしてるんだけど、なかなか手続きしてくれない」という方が実はとても多いんです。
「保険料が安くなれば家計は助かる」と思っているのに「面倒だし、まあいいか」で何年も経過していませんか？
毎日の買い物は安くて良いものを探しているのに、決して安くない医療保険を見直さないのは本当にもったいないですよね。
見直さない期間が長い人ほど、無駄な保障がついていることが多いので、「えっ！」と思うくらい保険料が安くなることがあります。
ポイントさえ押さえれば、保険の見直しは難しいものではありませんので、ご主人に任せっぱなしにせず、自分で医療保険の見直しにチャレンジしましょう！
ということで、今回は医療保険の見直しのポイントについて解説します。
ポイント１ ざっくりで十分！公的医療保険制度の理解で必要最低限の保障額をイメージする。
医療保険を見直す場合、まず公的医療保険制度を理解すると、必要最低限の保障額を具体的にイメージできます。
そうでないと、魅力的な保険商品が多いので、いろいろな保障がついた医療保険に「安心」を求めて入りたくなります。
結果、見直ししても保険料の節約につながりません。
でも、公的医療保険の知識が少しあるだけで、「健康保険があるから、この保障は多すぎるな」と、納得しながら、保障と保険料のバランスを調整することができます。
といっても、公的医療保険をキチンと勉強する必要はまったくありません。
保険の見直しで必要な知識は、社会保険の方であれば２つ、医療費がすごく高くなったときにもらえる「高額療養費」と、仕事を休んで給料がでないときにもらえる「傷病手当金・出産手当金」です。
そして、国民健康保険の方は「高額療養費」だけでOKです。（※国民健康保険には傷病手当金・出産手当金という制度がないためです）
それも、ざっくり理解していれば十分です。
ポイント２ すぐに古い保険を解約してはダメ！以外と知らない基本保障部分と特約部分の保証開始日のズレ。
「医療保険の空白ができないように新しい保険の保証開始後に今の保険を解約する」ということは皆さんよく知っていますし、見直しを説明するネット記事でもよく出ています。
ですが、本当に怖いのは、本体となる基本保障部分と、特約部分で保証開始日にズレがあることは知らない人が多いということです。
例えば、ほとんどの「がん特約」は基本保障部分の保障開始後、２～３ヶ月してから保障開始となっています。
ですから、「保険料がもったいない」と言って、すぐに古い医療保険を解約してはダメです。
全ての特約の保障開始日をよく確認して、保障の空白がないようにしましょう
ポイント３ 続々登場！我が家のニーズにピッタリの保険を探そう
医療保険には、さまざまな商品がありますが、毎年のように加入者のニーズに応えた新商品が登場しています。
ですから、いまの医療保険に加入したときにはなかった新しい保障で、「なるほど！これはいいなあ」という保障が出ていることも往々にしてあります。
例えば、これまでは入院1日あたり５，０００円～１万円✕入院日数という「定額型」が当たり前でしたが、最近は、SBI損保のがん保険のように、 実際にがん治療にかかった費用を、かかった分だけ支払う「実費型」のの人気がでてきています。
これであれば、必要な保障を確保しつつ、保険料も抑えることができます。
保障は必要最低限で十分ですが、せっかく見直すのですから、今のあなたのニーズにあった保険がでていないか調べてみましょう。
ポイント４ 初めての保険の見直しだけは、保険のプロを利用しましょう。
「保険の見直しをしよう！」と思ったとき、真っ先にネット保険を考える方が多いと思います。
もちろんネット保険は簡単に手続きできるんですが、簡単すぎて、初めて見直しする方は、内容を十分理解できないまま契約してしまうんじゃないかって心配になります。
例えば、某ネット保険の申し込みフォームでは、住所や氏名など必要事項の入力を進めた後に、「約款に記載された所定の手術を受けた場合～～～～～ □ 上記について承諾します」ってさらっと書いてあります。
カバーする手術の範囲は、医療保険に加入するうえで最も重要な部分にもかかわらず、「え、約款？所定の手術？どこに書いてあるの？」となりますよね。
結局、多くの方は、よくわからないまま契約するか、調べるのが面倒で挫折するかのどちらかになります。
さらにネット保険で申し込みをする前に「保障内容を正しく決める → 数多くのネット保険の中から最良のものを探す → 夫に説明して、了解を得る」という作業が必要ですが、正直、面倒ですよね。
ですから、初めての保険の見直しだけは、保険のプロに相談するのが一番確実で安心です。
相談して手続きをすれば必要な保障が漏れることがないし、例えば「今の医療保険は特約部分だけ解約しましょう。基本保障部分は条件が良いのでこのまま残したほうがお得ですよ」といった専門的なアドバイスを受けることができます。
そして、もしご主人も一緒に相談してくれるなら、ご主人に説明する必要もありません（笑）。
確実で便利ですので、初めて医療保険の見直しをする人は、保険のプロへ相談を強くお勧めします。