高齢出産の増加や女性がん(乳がん・子宮がん)の注目が高くなってきたこともあり、「女性向け医療保険」の人気が高くなってきています。
でも似たような保険商品がいっぱい出ていて、何を基準にして選べば良いのかわからないという声もたくさん頂いています。
今日は、女性向け医療保険の選び方について解説します。
ポイント① 今入っている医療保険の保障内容を確認する!
これだけで、80%の方の悩みは解決します。
実は、女性向け医療保険とは、一般の医療保険を本体にして、「女性特有の病気に対する保障を厚くする特約」を組み合わせただけの保険なんです。
ですから、今加入している医療保険の保証内容を確認して、どこまで女性特有の病気についてカバーしているのか、保障金額はいくらなのか確認してください。
「今の医療保険だけでも、女性特有の病気の保障は十分じゃない!?」と思う方も多いです。
当然のことですが、保障が厚くなれば、その分保険料は上がります。
それでも「保障をもっと充実させたい」と思う方だけ、今の医療保険に「女性特有の病気に対する保障を厚くする特約」を追加するか、今の医療保険を解約して、新たに女性向け医療保険に入るか検討しましょう。
ポイント② 早めの行動が重要!加入するなら妊娠前です。
帝王切開や妊娠中毒症など、妊娠・出産に関するものが厚く保障されることから、
最近は高齢出産のリスクに備えて加入される方が増えています。
しかし、妊娠中は女性向け医療保険に加入ができなかったり、出産に関する保障に条件が付く場合があります。
ですから、女性向け医療保険の保障を最大限うけとるためには、妊娠前に、余裕をもって検討をしましょう!
※ 妊娠中で加入したい方は、あきらめずに、まず相談してみてください。
ポイント③ 加入の目的が、主に乳がんや子宮がんならがん保険を検討しましょう。
「乳がんになった家族がいるので、乳がんの保障が充実している女性向け医療保険に加入しようかな」と、思っている方も多いと思います。
遺伝的にがんの家族がいると、がんの罹患率は高くなりますので、リスクに備えることはとても重要です。
ただ、がんの保障が主な目的であれば、がん保険のほうが保険料と保障内容のバランスの良い商品が多いと思います。
繰り返しになりますが、保障が増えれば保険料は上がりますので、何を、いくら、いつまで、保障してもらいたいのか絞りこむことがとても大切です。
そして対象となる病気の種類や、出産での保障範囲は保険商品によって異なります。
自分が気になっている病気が対象になっているか、出産で保障される範囲はなにかなど、内容・金額・期間をしっかり確認したうえで、加入すると間違いありません。